不登校になっても大学を諦めないで!
不登校になったから大学受験を諦める、とか、大学のランクを落とす、というのはとても悲しいです。
不登校になると、勉強するどころではなくなり、学校に行くことだけで精一杯となります。
勉強する余裕が無いと、偏差値が上がらず、本来の能力よりも低い大学に行くことになりがちです。
でも、大学に行って、楽しくなると、もっと難しい大学に行きたい、と思うようになります。勉強のレベルが足りないのです。
だから、ステップでは、できるだけ能力に見合ったレベルの大学に行ってほしいと思っています。
高校までで不登校になっても大学は行けるかもしれない、という理由は間違ってはいません。
その一番の理由は、高校までに必要なスキルと、大学で必要なスキルは大きく違うからです。
高校までは「他の人と同じであること」に価値があります。
ですが、大学に入ると「他の人と違うこと」に価値が移動します。だから、高校まではしんどくても、大学からは行ける生徒も多いのです。
一方で、高校で不登校になって、その後頑張って受験したのに、大学でもしんどい生徒もいます。せっかく人生が変わると期待して入ったのに、つらいですね。
それは、大学で必要なスキルが身についていないからです。例えば困ったら人に相談するというスキル。他の人と同じ勉強をしていませんから、困っていても、助けてくれる人は隣にはいません。大学では、困ったら助けてほしいと言う事はとても大事なのです。
高校までが大変だったから、大学の偏差値を落とすというのは一概に正しいとは言えません。
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